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タダで金を借りられる時代へ(※個人は無理です)

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今日は興味深いニュースのご案内です。

2019年10月14日付けの日経記事で、トヨタグループのトヨタファイナンスが実質金利ゼロの社債を発行することが報道されました。

優良企業であれば、タダでお金が借りられるということです。

一方、個人がカードローンでお金を借りると通常15%~18%は利息がかかります。

金利差に驚きですね。(リスクが桁違いなので当然ですが。)

ちょっとだけ解説をしようと思います。

なぜ金利ゼロなのか

まず国内の金利環境ですが、日銀が量的緩和の一環としてマイナス金利を導入したことが主因です。

マイナス金利の導入によって、金融機関が日銀にお金を預けるとお金をもらえるどころか、取られることになりました。

そのため、金融機関は日銀からお金を引き揚げて、他の運用先を探すようになりました。

加えて、日本国債の利回り低下も原因です。

10年物の日本国債の利回りの推移ですが、2019年4月を境にマイナスに転換しました。金利の低下傾向は今でも続いています。

今まで日本国債は金融機関にとって資金の運用先の一つでしたので、運用先を失うことになります。

こうした金利環境のため、企業サイドからみたら、より低い金利でお金が借りられる環境が整ったのです。そして、ついにゼロ金利までたどり着きました。金融機関としてみれば、マイナス金利で運用するくらいであれば、ゼロ金利で運用する方がまだましということです。

これは、「国内で初」の出来事です。

どんな企業でもこれができるかと問われれば、それは無理です。今のところトヨタグループのような超優良企業に限定されます。ただし、超優良企業でない場合でも、低金利で借りられるという面では、借りやすい時代です。

恩恵を与かるには

低金利の恩恵ですが、基本的には2つくらいだと思います。

1つは、「住宅ローン」です。現在ですと、ネット銀行であれば変動金利で0.4%台で借りることが可能です。このままマイナス金利が進展すれば、さらに金利が下がることも考えられます。

すでにデンマークでは手数料考慮前の金利がマイナス0.5%の住宅ローンが誕生しており、話題となっています。

日本でも同様になるかはわかりませんが、可能性はゼロではないと思います。

2つ目は、「教育ローン(奨学金等)」です。

金利の負担が低下すれば、より借りやすくなりますので、ローンの利用ハードルは下がるでしょう。

ただし、教育によって、より高い給料をもらえる仕事に就く等、一定の効果(少なくとも授業料以上の効果)を上げることが大前提です。(大学中退などしては無意味)

最後に

今の金利環境が良いかと言われると、一長一短だと思います。

先に述べたとおり、お金を借りる側は嬉しいですが、お金を貸す側は嬉しくありません。

私自身の話をしますと、住宅ローンを変動金利で借りているため、その点では得をしていますが、資産運用をしているため、その点では損をしています。

企業サイドから見ると、お金を貸す金融機関は経営が苦しいですが、お金を借りる一般事業会社は経営が楽になります。

将来的にどうなってほしいかですが、個人的には金利は上がった方がいいのではないかと思います。そうすれば、ローンはさっさと返して、資産運用にお金をつぎこむことで、豊かになることができるからです。節約の励みにもなりますよね。(あくまでも個人の目線です。)

かつて、日本では銀行にお金を預けるだけで利息が年5%もらえる時代がありました。まとまった預金があれば、利息だけで生活することも可能でした。

今は、銀行に預けてもちっともお金は増えません。マイナス金利が更に進展すると、金利が実質的にマイナスになる可能性もでてきます。(ATM手数料を払っている人たちは今でも実質マイナス金利と言えるでしょう。)

金利環境は暮らしに大きな影響を与えますので、今後も気になるニュースがあれば発信していこうと思います。

今回は以上です。

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