今回はちょっとニッチな分野になりますが、今後結婚をお考えの方もいらっしゃるかと思います。結婚となれば、婚約指輪・結婚指輪を購入するのが一般的ですが、それなりの金額となります。比較的大きな買い物になるのは間違いないため、参考としてこの記事を記載します。
結論から言うと、ブランド店で買うとかなり高くつきます。理由とともに考えていきましょう。
婚約指輪・結婚指輪の相場
「婚約指輪は給料の3か月分」というのは聞いたことがあるかもしれません。
これは、数十年前に販売会社が広告を流した時のキャッチコピーのようですが、いまだに日本人の頭に残っているようです。
実際のところですが、リクルートの調べによると、
- 婚約指輪:42万
- 結婚指輪:2本で25万
これが今の平均のようです。婚約指輪は2.5か月分くらいですかね。合わせると70万弱でそれなりにかかるなという印象です。
考えてほしいのですが、「一生に一度の買い物だから」と言って奮発してしまうと、あとあと痛い目にあいます。
例えばですが、結婚式も「一生に一度だから」という理由で色々とこだわってしまうと思います。
次に、マイホーム探しも「一生で一番大きな買い物だから」という理由でこだわってしまいがちです。
そうすると、お金がいくらあっても足りません。大事な大事な指輪であることはわかりますが、後先も考えて行動したいところです。
ブランド店で買うと高い
ブランド店で買うと、先ほどの相場くらいの値段になると思います。なお、ここでいうブランド店は、高級ブランド店(ハリーウィンストン、ティファニー、ブルガリ)よりは価格を抑えて提供しているお店を指しています。
参考までに、私が数年前に婚約指輪を求めてブランド店を訪れた時に提示された金額をご紹介します。脇石などないシンプルなデザインで、0.3カラットの価格となります。(※市況の変化や消費増税の影響等で現在の価格とは多少異なる可能性があります。)
デザインイメージはこんな感じです。(シンプルで人気)

ブランド店A
- カラット:0.324
- カラー:F
- クラリティ:VS1
- カット:3EXHC
- 値段:356,250円(5%値引き考慮後)
ブランド店B
- カラット:0.28
- カラー:E
- クラリティ:SI1
- カット:3EXHC
- 値段:313,200円(5%値引き考慮後)
だいたいこのような感じです。石(センターストーン)もこだわればもっと高くつきますし、枠も脇石がついていたり、形が特殊なものになってくると更に値段は上がります。
その他の選択肢の紹介
東京にお住まいの方であれば、御徒町に行くといいと思います。卸業者がたくさんありまして、かなり安く買うことができます。リューツウさんなどが有名です。
あくまでも参考価格ですが、(詳細はHPを参照ください。)
- カラット:0.307
- カラー:G
- クラリティ:VS2
- カット:3EXHC
- 値段:石69,840円+枠31,400円=101,240円
いかがでしょうか。3分の1くらいの値段です。
また、ネットでも買える時代です。上記ほどではありませんが、少し探してみると同じくらいのグレードで20万弱くらいのものがありました。
価格差についてはしっかりと説明をした方がいいと思います。
まず、ダイヤモンドの価値ですが、先ほどから説明ないまま来てしまいましたが、いわゆる4Cで決まります。
- カラット:重さ(世間では大きさと理解されています)
- カラー:色(無色透明に近いほど高価)
- クラリティ:透明度(不純物が含まれていないものほど高価)
- カット:研磨(形。形がいいものほど、光をよく反射し、美しく光る)
全部こだわると大変な価格になってしまうので、カラットとカットを重視することをおすすめします。
ブランド店で購入すると、4Cの価値に加えて、以下がプラスされます。
- 場所代(高級感がある街の一等地にあることが多い)
- 広告宣伝費代(結婚雑誌など)
- 人件費(スタッフが手厚く対応してくれます)
- ブランド代
また、ブランド店で購入するとこのような価値があります。
- お姫様気分になれる(体験に対する消費)
- ブランドの指輪であることが自慢できる
- ブランド品オリジナルのデザインもある
- アフターサービスが手厚い(永久保証等)
大事な指輪ですが、これらの要素を加味しつつ、それぞれの価値観で選択していただければと思います。今回は、検討する材料として色々な情報をお届けしました。
ちなみにですが、私夫婦ですが、デザイン・サイズ等はブランド店で選んでもらって、購入は私一人で御徒町に足を運びました。(ブランド店の方がご覧になっていたとしたら、すいません。)
今回は以上です。