ここ数年で働き方改革が進んでいます。労働環境は少しずつですが改善の方向にあるようです。
一方で、フリーランスや副業などが人々の関心の的になるなど、一つの会社だけから収入を得る時代ではなくなってきています。
これからの働き方について、大きなトレンドはあると思いますので解説します。
残業は少ない反面、リタイアは伸びた
この国の残業規制もようやく進んできました。
2019年4月より、一月の残業時間の上限は原則45時間、年間で原則360時間までとされています。
また、有給休暇の取得義務化が制度化され、有給が取りやすい環境も整いつつあります。
これらの影響について簡単にまとめました。
- 残業代が減る分、年収は減るが、一方で自由に使える時間は増える
- 余った時間をどう使うか、減った収入にどう対応するかに関心が集まった
残業代の減少にどう対応するかは大きな課題です。
基本的に私のブログでは支出の見直しに重点を置いています。そして、多くの家庭では支出の見直しをされていることと思います。
中には副業で稼ごうという方もいるでしょう。ブログ、Youtube、アフィリエイト、アルバイト、投資など、色々と選択肢があります。
しかし、副業で大きな収入を得られる人は一握りでしょうから、多くの方が向かう先は、定年の繰り下げかと思います。
今後、社会保障(特に年金)が改悪されていくことは容易に予想できますので、長く働かざるを得ない状況も産まれてくると思われます。
今までは40年くらい(22歳から60歳まで)働いていたところが、50年くらい(22歳から70歳まで)働くのが一般的になるのではないかと思います。
余暇の使い方が人生を分ける
かつてのこの国であれば、男性は平日は会社に行き、出世のために進んでサービス残業を引き受けていました。休日も会社に行くか、上司や得意先の人とゴルフに行っていたため、自分の時間はまったくといってもなかったと思います。「仕事人間」や「モーレツ社員」と呼ばれて人たちがいた時代です。自分の時間ができたのは老後からですが、その分、雇用は守られていましたし、退職する時には退職金をたんまりもらっていました。
「時間がある」という点においては、今の若者の方が恵まれていると思います。
余暇を自分の趣味のために使うというのも選択肢の一つかと思います。
会社の人たちとは程々に付き合って、自分の時間を大切にするのが普通となってきました。自分の時間ができることで趣味に打ち込み、QOL(生活の質)が上がり、毎日が充実している人も多いかもしれません。
ただ、やはり将来のことを考えると、副業などで多少なりとも資産を増やしておくべきでしょう。時間はたっぷりありますから、色々な副業を試し、自分にあった副業を長年かけて見つける、というのも今後のトレンドかと思います。副業で成功すれば、個人で年収数億円もあり得る時代です。そういった意味では、余暇を副業にとことん注ぎ込んで、成功を収め、若くして引退することも目標になると思います。
私も、これからさらに副業の幅を広げていこうと思っています。
時間はあるのですから、色々と新しいことにチャレンジしてみる。それが、今の若い世代に必要なことかと感じています。
今回は以上です。