最低限の預金⇒心の安定⇒リスクを取れる

今回は資産形成の6Stepの4Step目である「最低限の預金を確保する(目安は生活費半年分)」について説明します。
この記事の結論
- 生活費半年分の預金があれば、不測の事態があっても安心
- 最低限の預金確保後も、少しずつ預金を増やす
- 子供の教育費用は別に確保する(主に預金などの安定した資産で)
生活費半年分の預金があれば、不測の事態があっても安心
まずは、皆さんが貯める預金の目標についてお伝えします。
目安は、基本生活費の半年分です。ざっくり計算すると、シングルで100万、ファミリーで300万となります。
なぜ半年分なのかを説明すると、以下のようなイメージを持ってください。
- 転職、転勤、病気・ケガ、事故など不測の事態に備える
- 預金がある程度あることが、心の安定につながる
- 預金がないと投資を精算しなくてはいけない事態に遭遇(たとえ含み損であっても)
この先の投資は、長期にわたるものであるため、万全の状態で臨む必要があります。預金がなくなり投資を途中で取り崩す事態は避けた方が良いでしょう。そのためにも、最低限の預金は必要となります。
預金を最低限確保した後も、少しずつ預金を増やす

投資開始後も、預金は少しずつ増やすことをお勧めしています。 理由としては、預金は元本割れのリスクがなく流動性が高いということにつきます。
投資開始後は、預金も投資の一種だとイメージしておくとよいでしょう。 投資8:預金2くらいの割合で増やしていけると理想だと思います。
貯金を増やすコツは改めて解説していきます。
子どもの教育費用は別に確保する(主に預金などの安定した資産で)

子どもがいる世帯向けに説明します。
結論から言うと、 教育費用を投資で賄うのはリスクが高いと思っています。 理由としては、教育費用は支出の時期・金額が決まっているからです。入学時にいくら、授業料が年に2回(4月、10月)など、決まった時期に決まった額を支払わなければいけません。 そのため、支出時期に利益が出ているか損失が出ているかわからない投資でその資金を確保するのは全くおすすめできません。
教育資金確保の合理的な戦略については、改めて解説しますが、基本は定期預金、学資保険といった安全性の高い商品で確保しておくと良いと思います。
ジュニアNISAなどを活用予定の方もいらっしゃるかもしれませんが、このように投資で用意する分は出来るだけ少なめにし、基本は安全性の高いもので準備した方がよいと考えています。
今回は以上です。
