こんにちは、会計士のねこぱんだ(@nekopanda_blog)です。
早いもので2019年が終わろうとしています。
家計という観点で自分自身の振り返りをして来年に向けてさらに成長していくために、家計簿を作成し家計の状況を可視化してみました。
このような疑問に対し、一つの参考となる記事です。
・年収1,000万の人の手取りや暮らしぶりはどんな感じ?
なお、数値は四捨五入などの調整を加え、見やすくしています。
基礎データ
- 首都圏在住
- 3人家族(アラサー夫婦、幼児1人)
- 妻は専業主婦
- 持ち家あり、自家用車なし
2019年の家計簿

Ⅰ:収入の部
ⅰ:本業収入
分類 | 項目 | 金額 | 摘要 |
額面 | 給与・賞与 | 9,700,000 | |
手取① | 給与・賞与 | 7,300,000 | |
税金調整 | 還付税金 | 550,000 | 住宅ローン控除等 |
税金調整 | 2019 ふるさと納税 | ▲150,000 | 楽天ふるさと納税 |
手取② | 税金還付等調整後 | 7,700,000 |
本業収入は堅調に伸び、額面で1,000万近くとなりました。激務でプレッシャーの多い仕事ではありますが、今の年齢を考えると比較的もらえている方になるのではないかと思います。
また、税金も多くかかるようになってきたため、節税は積極的に行っています。住宅ローン控除、寄付金控除(ふるさと納税)、小規模企業共済等掛金控除(iDeCo)、配偶者控除、生命保険料控除、地震保険料控除などの各種控除を利用しています。
ⅱ:副業その他収入
分類 | 項目 | 金額 | 摘要 |
その他 | 行政支援(児童手当・商品券) | 145,000 | 子供の教育貯金へ |
親族よりお祝い金 | 110,000 | 子供の教育貯金へ | |
副業等 | ポイントサイト(moppy) | 66,000 | |
ポイント還元(クレカ等) | 45,000 | 主に楽天カード | |
不用品販売(メルカリ等) | 42,000 | ||
アンケートサイト(マクロミル等) | 15,000 | ||
スキル販売(ココナラ) | 10,000 | 家計相談 | |
ブログ運営 | 4,000 | ||
銀行口座開設特典 | 3,000 | ||
計 | 440,000 |
児童手当ですが、本来月1.5万円もらえますが、所得制限にかかり期中より月0.5万円に減額をされています。
今年から取り組んでいる副業関係ですが、夫婦合わせてざっと月に1万円くらいは稼ぐことができました。今後も継続し、更に伸ばしていきたいと思います。
本業収入と副業その他収入により額面で1,000万を達成しました。
Ⅱ:支出の部
項目 | 項目 | 金額 | 摘要 |
固定費 | 住宅費 | 1,800,000 | 諸費用・税金含む |
奨学金返済 | 732,000 | 早期弁済50万含む | |
お小遣い(夫) | 0 | ||
お小遣い(妻) | 94,000 | ||
iDeCo | 144,000 | 月12,000円 | |
保険料(学資) | 160,000 | 月13,300円 | |
固定費 計 | 2,930,000 | ||
変動費 | 飲食費 | 750,000 | 夫の外食比率高い |
交際費(旅行含む) | 330,000 | ||
被服・美理容費 | 225,000 | スーツ代・子供服等 | |
日用品費 | 205,000 | おむつ代等 | |
水道光熱費 | 180,000 | ||
マッサージ費 | 100,000 | 夫激務のため | |
通信費(携帯) | 86,000 | 格安スマホ使用 | |
交通費 | 83,000 | ||
図書費 | 15,000 | ||
医療費 | 15,000 | ||
その他 | 24,000 | ||
変動費 計 | 2,013,000 | ||
非定形支出 | 家具・家電 | 340,000 | PC新調、空気清浄機等 |
事業費(副業) | 37,000 | ブログ費用 | |
非定形支出 計 | 377,000 | ||
支出総計 | 5,320,000 |
今年は余裕資金を使って奨学金の返済に取り組みました。早期弁済を含め73万を返済に回し、今月で完済となります。
変動費では食費の高さに目が行きます。仕事が長時間にわたり外食を利用せざるを得ない状況が主な原因です。この辺りは、来年に向けて改善をしていく予定です。
Ⅲ:差引(収入-支出)
項目 | 金額 |
差引 計 | 2,820,000 |
これに、iDeCo144,000円と学資保険160,000円を足すと、300万を少し超えるくらいとなります。額面に対する貯蓄率は約3割、手取に対する貯蓄率は約4割と、家計としては健全なレベルに着地することができました。
Ⅳ:財産の状況「貸借対照表(2019年12月末日)」
上記の結果、年末の貸借対照表はこのようになります。

1年の頑張りもあって、かなり綺麗な貸借対照表となりました。今後も、更に資産を増やしていき、人生の選択肢を増やしていければと思います。
なお、自宅マンションは時価ではなく住宅ローン残債で評価しております。
2020年の目標

2020年ですが、400~450万くらいを貯蓄・投資に回していく予定です。
2019年のおよそ300万に対し100~150万の上乗せとなりますが、
- 本業をはじめとする収入の増加:+30万
- 奨学金完済に伴う固定費の減額効果:+73万
- 食費などの変動費見直し:+10~20万
- 非定形支出の削減:+10~15万
このような戦略により、達成は十分可能であると判断しています。
貯蓄するか投資するかですが、基本的には今の積立投資は続けながら、市況が悪化すれば投資を増やし、市況が変わらなければ預金などの貯蓄に回す方針です。以前からtwitterでは呟いていますが、今の市況は過熱しすぎているという印象を持っていますので、当面は現金を増やしていくことが賢明と判断しています。
最後に
収入が増えれば自然に貯蓄ができると思っている人もいるかもしれませんが、それは違います。
私の周りも同じように稼いでいる人が多いですが、人によっては高級腕時計を何本も持っていたり、ブランドのオーダースーツにお金をかけていたり、タワーマンションに住んでいたり、外車に乗っていたりと派手にお金を使っているため、貯蓄ができていない人もいます。貯金体質になるためには、支出のコントロールは避けて通れません。
貯蓄や投資をしていくためには、収支の差が大事だと思います。もし思ったように貯蓄や投資が出来ていない人は以下の3点を確認してみてください。
- 収入を上げる努力を継続的にしているか
- 支出を下げる努力を継続的にしているか
- 家計簿をつけて、目標が達成できるように進捗を日々管理しているか
これらが出来れば、資産は自然と増えていくはずです。あなたが貯金や投資ができないのは、決して収入が低いからではありません。収入が伸び悩んでいる方はまずは支出の削減からだと思います。ぜひ、他の記事もご覧ください。
今回は以上です。