数年前から話題のミニマリストですが、メリットは大きい反面で、少しやりすぎな感もあります。
今回はミニマリストではなく、生活必需品のみを揃えるプチミニマリストを目指すべきという話をしていきます。家計の観点では3つのメリットがあり、どんな人にもお勧めできる内容となっています。
メリット①:家賃を節約できる

まず意識しなければいけないのは、モノを置くのにもお金がかかっているということです。
例えばですが、物置部屋がある場合、その部屋の分の家賃はモノを置くことで発生していると考えられるでしょう。
即ち、この例だとモノを無くせば一部屋少ない家で済みますので、その分家賃が減らせるということです。
これは極端な例ですが、モノを減らすことで70㎡ではなく60㎡でも生活できるようになれば、家賃は1~2割程度減らすことができます。そうすると、家賃が月14万円だったものが月12万円になれば、月に2万円も節約できる計算です。
特に都心では分譲相場、賃貸相場ともに高騰していますので、広い部屋は家計にとっては大きな負担になるはずです。
よく「立って半畳、寝て一畳」と言いますので、まずは今より狭い家で生活することをイメージして、不要なモノを減らすといいでしょう。
モノを減らすコツですが、個人的には以下のポイントがあると思います。
- 基本は「残す」ではなく「捨てる」にする
- 「捨てる」基準は最初に決める(例えば、1年以上使っていないものなど)
- 思い出の品は写真で残し、現物は捨てる
- 収納スペース・収納家具に収まるものだけ残す
- 収納家具は増やさず、むしろ減らす
- 「いつか使う」の「いつか」は来ない
- 未来志向で、これからの自分に必要なモノを見極める
こういった目線でモノを減らすといいでしょう。
減らしたものはメルカリやラクマなどで売却するとお金になります。モノの選別がうまくいけばいくほど、売却金額は増え、引っ越し費用は安くなりますので、頑張る意義は大いにアリです。
具体的な手順としては、
- 捨てるものを決める
- メルカリやラクマで売却する
- すっきりとした家を前提に、最低限必要な広さを見極める
- 引っ越しをする
メリット②:モノを買うことが減り、支出が減る

私見も入りますが、基本的にモノが多い家庭はモノを大切にしません。
また、モノが多い家庭は安い商品が大好きです。安ければ買います。
だから、モノは増える一方で、お金は減る一方です。
プチミニマリストになり、モノへの執着を減らしましょう。そうすることで、モノを大切に扱うことができるようになります。そして、モノを大切にすることが前提になりますので、すぐ壊れる安物ではなく、少し高くても長く使えるモノを選ぶようになります。
よく言われることですが、「お金持ちは良いモノを長く使う」というのがあります。自分にとって本当に大事なものが何かを考え、選び抜いたものを買いますので、必然的にモノに愛着が湧き、長く使うことができます。
具体的なアクションですが、自分なりにルールを決めると良いでしょう。
- 衝動買いはせず、欲しいと思った場合でも、その場では買わない
- 必要なモノはリストにまとめておき、いつ買うかを計画する
- 一つ買ったら一つ減らす
メリット③:時間を節約できる

プチミニマリストは時間も節約できます。
まず、モノが少ないので散らかりません。散らからないので片づける必要もありません。
そして、モノが少ないので選ぶ時間も節約できます。毎朝洋服選びで悩まれる方もいるかもしれません。しかし、選択肢が少なければそもそも悩む理由がなくなります。少ない選択肢の中でどれを選ぶかを決めればいいのです。
買物も少ないので、買物の時間も節約できます。必要なモノ以外はそもそも見ないようになります。また、必要なモノがないのに買物に行くのが無駄なことだと気づくことができます。
本当に必要なモノだけあればいいと思います。
今回は以上です。