マネーを学べる(マナベル)サイト 長期分散積立投資で資産形成

マネベル

学習 運用編

投資家にとって良い金融機関とは

更新日:

投資家にとって良い金融機関とは

今回は投資をする人なら必ず知っておきたい金融機関(主に証券会社を前提に話しますが、根底にある考え方は銀行や保険会社も同様)選び・商品選びの大原則について記載していきます。

質問ですが、投資家にとって良い証券会社ってどんな会社でしょうか。

  • 知名度や実績がある
  • 歴史がある
  • 上場会社、大手会社である
  • 担当者の経験・知識が豊富であり信頼できる
  • 利用者が多い

これらはすべて間違いです。

投資家にとって良い金融機関とは手数料が安いところ

株式などの有価証券を購入すると必ずといってもいいほど発生するのが手数料です。

代表的な手数料は以下の3つです。

  • 購入時手数料
  • 保有時手数料
  • 売却時手数料

つみたてNISAやiDeCo向けに手数料の低い商品が増えているところではありますが、まだまだ手数料の高い商品が多いのも事実です。

手数料が高ければ当然ながら実質利回りが下がる原因となります。長期で積立投資をしようと思った場合は、手数料が高いことは致命的となります。

そこで、少しでも手数料の安い金融機関や、手数料の安い金融商品を選ぶ必要があります。

なお、基本的に金融機関がおすすめしてくるのは手数料の高い商品であるため、手数料の安い商品は自分で探さなければなりません。

なぜそうなるかは、この後説明していきます。

金融機関は常に我々と利益相反であることを強く意識すべき

金融機関にとっての利益は、私たちが出すお金の一部から発生しています。

即ち、金融機関と私たちは常に利益相反となるのです。

  • 手数料の高い商品は、金融機関の利益が大きい反面、私たちの利益は小さい
  • 手数料の安い商品は、金融機関の利益が小さい反面、私たちの利益は大きい

このため、金融機関は自分たちの利益になるような商品を積極的に販売しようとします。よって、金融機関が勧める商品を購入すると、利益は出にくいことになります。保険商品の話ですが、最近、かんぽ生命の社員が顧客に不利益な契約変更をさせていたことが問題となっておりますが、これも自社の手数料を優先するがあまり、顧客を軽視したことが問題の本質となっています。また、保険会社の人たちはCMで有名な商品は顧客には勧めるが、自分たちは決して契約しないことも有名です。CMのコストがたっぷりと乗っているため、旨味(契約者の利益)が少ないことをよく知っているからです。

また、大手の金融機関は従業員の給与が高く、会社や店舗も便利なところにありますから人件費や経費といったコストが高く、当然手数料の高さにつながってきます。

以上を踏まえると、今の金融機関選びにとって重要なことはネット系などの経営コストが抑えられているところを選び、商品は手数料の安いものを自分で探して選択するということになります。

今回は以上です。

-学習, 運用編

Copyright© マネベル , 2023 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.