今回はブックレビューです。
以前ご紹介したFPの横山光昭さんが監修した「1年で100万貯められるゆる貯め家計」をご紹介します。
以前記事にもしましたが、貯金100万は一つの壁になっています。ここがクリアできれば、300万だって500万だって貯められるようになるはずです。大事なことは、貯める仕組みを作れるようになること、貯める必要性を自分の言葉で説明できることだと思いますので、そのヒントになる本ではないかと思います。
この本でわかること
ゆる貯め家計とは?
「ゆる貯め家計」とは5つの力をつかった貯め方と解説されています。
- せいとんする力
- ぶれない力
- つづける力
- 工夫する力
- 組み立てる力
それぞれ解説していきましょう。
1.せいとんする力
「お金の流れを把握する力」です。家計簿をつけて、支出を「消費」「浪費」「投資」に振り分けることで、無駄な支出を見つけ、その後改善していくための力となります。
2.ぶれない力
「自分軸をしっかり持つ力」です。周囲に流されず、自分にとって必要な支出をすることで、無駄な支出を避けるための力です。
3.つづける力
「ストレスなくお金と付き合う力」です。お金との付き合いは一生になりますので、無理なく続けられる力や無理なくできる力を付けて、挫折しないようにするための力です。
4.工夫する力
「情報やアイディアで得する力」です。色々な情報を集めて、比較することで無駄な支出を減らす力です。「料金プランの変更」などをイメージしてもらうといいでしょう。
5.組み立てる力
「お金の使い方・貯め方を決める力」です。ライフプランを立てることで、いついくら必要なのかをはっきりさせて、目標に合わせて優先順位をつけて貯めていくための力となります。
また、貯め下手改善のためのプログラムも提案しています。
- お金の使い方を見直す
- ゆる家計簿にチャレンジ
- 家計簿の振り返り
- 貯金にチャレンジ
- プランを立てる
5つの力を伸ばしていくことを念頭にして、改善プログラムを実施することで、無理なく貯金する力をつけようというのがこの本の趣旨となっています。
私がこの本で学んだこと
私がこの本で大事だと思ったのは、「ぶれない力」です。
以前の記事でも書きましたが、日本人によくありがちなのが、「流行っているから」とか「仲間外れにされたくないから」といって買ってしまうことです。
これは「ぶれている」ことの象徴だと思っています。この支出は自分のためになりませんので、今すぐやめるべきでしょう。
また、不必要に協調してしまうのもよくないと思います。例えばですが、会社の飲み会で二次会、三次会まで参加してしまうのは無意味だと思います。それが、大して面白くないならなおさら無意味でしょう。多少嫌われるかもしれませんが、一次会が終わったら帰るようにしましょう。そうすると、無駄な支出が減りますし、無駄な時間も減ります。決めるのはあくまでも自分であることを忘れないでください。
どんな人が読むべきか
この本ですが、貯金が苦手な方にお勧めしたいと思います。貯めたいけれど貯められない人が多いと思います。そんな時に読むと、無理なく貯金体質に生まれ変わることができると思います。
コミック付ですので、非常にわかりやすいです。
この本で、貯金100万を達成してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。