おそらくですが、投資・節約に失敗する人が多いのは、短期的に成果を求めすぎるからだと思います。
短期で大儲けできる投資は、もはや投資ではなく投機(ギャンブル)です。
また、短期で極端に節約しようとすると、一気にストレスがたまり、あっという間にリバウンドします。極端なダイエットと同じです。
がんばるのは結構考えものです。がんばった分、成果も求めがちです。
投資も節約もがんばらず、ゆっくり成果を求めるのがいいと思います。
がんばらない投資とは長期投資

世の中の一般的な投資のイメージはこんな感じだと思います。
- お金持ちがやっている
- モニターがたくさんある
- 常にマーケットの動きをウォッチする
- 1日で数千万、数億円の利益(あるいは損失)を確定させる
これは短期トレードの話でして、投資のすべてがこうなっているわけではありません。テレビはわかりやすいもの(=すぐに結果が見えるもの)しか放送しないため、このようなイメージが定着してしまっているのではないかと思います。
ただ、一日中投資に費やせる人は一握りしかいません。
FXなどの短期トレードで成功する人も稀にいますが、それも一握りの人だけで、大多数の人は負けてしまうのが実情です。
私がお勧めするのは長期投資です。例えばこんな投資をお勧めします。
- 安定配当を出す企業への長期投資
- つみたてNISAやiDeCoを使った長期積立投資
これらの投資は基本的に「ほったらかし」です。日々の値動きなんか気にしませんので、一度設定したらあとは年に数回確認する程度でOKです。
それで成果が出るのかと疑われるかもしれませんが、頑張るのは投資された企業であって、あなたではありません。企業が頑張った成果の一部があなたに入ってきます。
短期トレードは手間暇がかかるため、どうしても短期的な成果を求めがちです。だから感情に振り回されて失敗してしまいます。
長期投資は手間暇がかからないため、成果が出るまで基本的に待てます。この待てるというのが、投資では重要だと私は思っています。
がんばらない節約とは固定費削減重視の節約
過去の記事でも触れましたが、節約の基本は固定費の削減です。
なぜ固定費の削減ががんばらない節約なのかについて解説します。
固定費の削減の具体例としては、家賃の安い部屋に引っ越す、とか、保険を解約する、とかです。
引っ越しは一時的に手間かもしれませんが、それ以降は普段の生活は今までとまったく同じはずです。保険の方がわかりやすいかもしれませんが、保険も解約手続きさえ済ませれば、あとは何もしなくても手元に残るお金が増えます。
一方で変動費を減らすのは手間がかかります。例えば、食費を月1万円減らそうとした場合、多くの方は自炊をすると思います。あるいは、価格の安いスーパーを求めて、少し遠くまで買い物に行くかもしれません。これらはどうしても手間がかかります。手間がかかると、ストレスも増えますし、時間もかかります。
以上より、変動費ではなく固定費の節約に力を入れるべきだと思います。
また、家計簿も楽をした方がいいと思います。
多くの人は家計簿に時間をかけすぎのような印象を持っています。家計簿作成に時間をかけたところで、1円も手に入りません。
節約したいのであれば、家計簿はササっと作って、中身の分析に時間をかけるべきと思います。家計簿をつけることが目的となってはいけません。
家計簿術は改めて記事にしようと思いますが、まずお伝えしたいのは紙の家計簿はやめて家計簿アプリを使いましょう。
私は「おカネレコ」という家計簿アプリを今まで使っていましたが、1日の入力時間は1分にも満たないです。アプリであれば、移動時間などの隙間時間に手軽に入力できるため、負荷は少ないです。毎日入力できるため、作業が貯まらず、ストレスもありません。
最近だと「MoneyFoward」も試していますが、こちらも入力の手間は少ないです。銀行やカード情報が自動で連携されるため、入力の手間は「おカネレコ」以上に楽な気がします。(まだ使い始めたばかりなので詳細は別途)
いきなり成果は求めず、ゆっくりいきましょう。
今回は以上です。