キャッシュレス社会に向けた動きが積極的になってきています。2019年10月から9か月間はキャッシュレス決済にポイントを付与するなどキャッシュレス化を後押ししています。最近になってクレジットカードの利用頻度が増えている人もいると思いますので、注意点について解説していきます。
支払いは絶対に遅れてはいけない
クレジットカードのクレジットとは「信用」を意味します。
信用があるからこそ、クレジットカードを見せることで手元に現金がなくても買い物ができます。クレジットカード会社は、あなたが後でお金を支払ってくれると信用して、あなたにクレジットカードを使用する権利を与えています。
クレジットカード利用時の最大の注意点は、「支払期限に確実に支払いをすること」です。1日たりとも遅れないように注意し、残高不足にも注意が必要となります。(実際は数日程度の遅延であれば問題ないようですが、遅延が常態化するようですと信用がなくなるので、遅延しないように徹底しましょう。)
意外と知られていませんが、あなたがきちんと支払いをしているかどうかは記録がされており、クレジットカード会社などの金融機関はいつでもこの情報を見ることができます。記録を見れるのは、現にクレジットカードを発行している会社だけではなく、あなたが新規にクレジットカードを申し込んだ先や、あなたがローンを組もうとしている先も見ることができます。
即ち、あなたが信用に値するかどうかは、常に金融機関に筒抜けの状況です。金融機関は、登録されているあなたの信用情報も参照した上で、あなたにお金を貸してもよいかを判断しています。他のクレジットカードで支払遅延などの金融事故を起こすと、新規のクレジットカードの審査で落ちるのは、これが原因です。
クレジットカード以外にも注意が必要
同じように支払いが記録されているものがあります。
- 携帯電話の分割払い
- その他の通販等の分割払い
- 奨学金の返済
これらもクレジットカード同様に支払い状況が記録されます。
これらは要するに借金と同じですので、ちゃんと返済できているかどうかが常に監視されていることを理解しましょう。
支払い遅延を頻繁に起こすと弊害だらけ
支払遅延を起こすと、クレジットカードが使えなくなったり、ローンが組みづらい状況になります。
こうすると、いざ住宅を買おうとした場合に住宅ローンが組めなくなったり、教育費を教育ローンで賄おうとした場合に、ローンが組めない状況につながります。
人生は何が起こるかわかりません。借金をするつもりがなくても、せざるを得ない状況が生まれる可能性があります。そうした場合にお金を借りられるかどうかは、あなたの信用力にかかっています。
信用してもらうためにも、支払いは確実に済ませましょう。
今回は以上です。