今回は成長するため、改善するために必要な比較について解説します。私たちは日々比較をたくさんしていると思います。
周囲と比べて人事評価が高いとか、平均年収に比べて自分は20万低いとか、様々な場面で比較をしていると思います。
あまりためにならない比較もあると思いますが、今回はためになる比較方法についてまとめました。
伸びる人は、「理想」と「現在の自分」を比べる
事例を基にした方がわかりやすいと思います。
駆け出しYoutuberのAさんは、人気YoutuberのBさんのようになりたいと思っています。つまり、理想はBさんです。
わかりやすくするためにレーダーチャートを作りました。

大事なところは以下の点です。
- 要素別に分解する
- 数値化する
ここではYoutuberに求められる要素として、「企画」、「トーク」、「編集」、「SNS」、「投稿頻度」と分解してみました。これが真の正解かどうかはわかりませんが、ある程度的を得ていると思います。
これらの要素別に分解することで、人気を得るには何が求められるのかを具体化することができます。
また、それらを数値に直すことで、比較が容易になります。
数値に直せないところは感覚的なものでもいいと思います。
大事なのは、分解して数値化した上で比較し、比較の中で自分の課題を見つけ、課題の解決に向けて努力をすることです。この作業を徹底的に行うことで、理想に近づくことが可能になります。
なお、理想は「他人」でもいいですし、「なりたい自分」でもOKです。
伸びる人は、「過去の自分」と「現在の自分」を比べる
これも事例を基に説明します。
お金を貯めたいCさんは、少しでも効果的に家計を減らせないかと考えました。
そこで、Cさんは毎月の家計簿を時系列に並べ、数値の推移を追うことにしました。

全体としては減っており、家計の見直しが順調であることがわかります。ただ、一時的に費用が増えたものもあり(5月の交際費)、増えてしまったところは振り返りを行い、6月はしっかり減らしています。
大事なところは以下の2つです。
- 要素別(この事例だと費目別)に分解する
- 時系列で並べる
要素別に分解することで、原因の分析が容易になります。さきほどのグラフだと、金額が大きいのは「飲食費」のため、「飲食費」に力を入れると効果的なこともわかると思います。
また、時系列に並べることで、成長(あるいは衰退)の過程が見えてきます。
自分自身の成長のために、比較をうまく活用して欲しいと思います。逆に言うと、成長している人ほど、上手に比較をし、分析をし、それを次の行動につなげています。
今回は以上です。