お金を貯めたい人はふるさと納税で生活必需品を手に入れよう

今回は節税策として注目されている「ふるさと納税」について解説します。
特産品をもらって、プチ贅沢を楽しむ人が多いと思いますが、個人的には米・肉などの必需品を手に入れて、その分日々の買い物の負担を減らせるようにするのがベストと思います。
例えばですが、4万円をふるさと納税して、1万2千円相当のお米をもらったとします。そうすると、食費(お米代)が1万2千円浮くことになるので、それを貯蓄や投資に回せば、効率的に資産形成ができます。
年間で1万2千円節約するとどうなるのか。月に1,000円の積立投資(利回り3%)を30年すると、積立総額は58万(元本38万、運用益20万)です。やらないという選択肢はないかと思います。
なお、ふるさと納税の限度額は人により異なりますので注意ください。
もちろん、日々節約を徹底されている方が、ふるさと納税だけは贅沢をしたいというスタンスであれば、それはそれで一つの選択かと思います。
この記事の結論
- ふるさと納税を利用していない人は大損
- 特産品(贅沢品が多い)を選ぶのはもったいない
- ふるさと納税の手順(簡単です)
ふるさと納税を利用していない人は大損

すっかり世の中に定着しているふるさと納税ですが、いまだに利用していない方もいらっしゃると思います。
簡単に説明すると、自治体に寄付をすると、その自治体からお礼の品(寄付額の30%相当の品で、地元の名産品などが多い)が届き、寄付した金額は(限度の範囲内で)税金が抑えられるというものです。
わかりやすさを重視してざっくりとした説明となりますが、2万円を寄付すると、6千円相当のお礼が届き、翌年の税金が2万円安くなるというものです。つまり、何もしない場合に比べて、6千円お得というものです。
中には税金はちゃんと払った方がよいと考える方もいらっしゃるかと思います。気持ちはわからなくもないですが、家計を考えるとやらないという選択肢はありません。
特産品(贅沢品・ブランド品が多い)を選ぶのはもったいない

ふるさと納税といえば、豪華なお礼の品が魅力です。
地元の名産である果物、野菜、魚介類、精肉、お酒、体験など、多すぎて悩む人もいるでしょう。
特産品、例えば和牛などの贅沢品を選ぶ人も多いと思いますが、節約するのであれば、普段お店で買うレベルのものを選択するといいと思います。具体的には、お米や、お肉(質より量のもの)などを選ぶのがベターかと思います。
浮いたお金は貯金や投資に回しましょう。
ふるさと納税の手順(簡単です)
- 限度額を知る
- ふるさと納税の品を選ぶ
- 支払う(クレジットカードがお得)
- 年末調整する(自治体から送付される書類を会社に提出)
限度額の目安は以下の通り。(出典:ふるさとチョイス)
給与収入(年間) | 独身もしくは配偶者控除のない共働き夫婦 | 夫婦のみ(配偶者控除あり) | 夫婦(配偶者控除あり)と子(16歳以上19歳未満) |
300万円 | 28,000円 | 19,000円 | 11,000円 |
350万円 | 34,000円 | 25,000円 | 17,000円 |
400万円 | 43,000円 | 33,000円 | 25,000円 |
450万円 | 53,000円 | 41,000円 | 32,000円 |
500万円 | 61,000円 | 49,000円 | 40,000円 |
550万円 | 70,000円 | 61,000円 | 49,000円 |
600万円 | 77,000円 | 68,000円 | 60,000円 |
650万円 | 98,000円 | 76,000円 | 68,000円 |
700万円 | 109,000円 | 85,000円 | 77,000円 |
750万円 | 120,000円 | 109,000円 | 87,000円 |
800万円 | 131,000円 | 120,000円 | 111,000円 |
850万円 | 141,000円 | 130,000円 | 120,000円 |
900万円 | 153,000円 | 141,000円 | 132,000円 |

今回は以上です。