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書評

年収200万からの貯金生活宣言

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今回はブックレビューです。家計再生コンサルタントとして著名な横山光昭さんの名著である「年収200万からの貯金生活宣言」をご紹介します。

どんな本か

この本は貯金するための考え方と実践の仕方についてフォーカスしています。

この本で最も重要なところを先にお伝えします。

支出を「消費」「浪費」「投資」に分けよう

①消費とは

生活するために必要なものの購入や、使用量としての支払全般。

例えば、食費、住居費、水道光熱費、被服費、交通費など。

②浪費とは

生活に必要でないもの、今をひたすら楽しむためなどの、無意味な使い方。いわゆる無駄遣い。

例えば、嗜好品(タバコ、お酒、コーヒー)、程度を超えた買い物、ギャンブルなど。

③投資とは

必ずしも生活不可欠なものではないが、将来の自分に有利につながるもの。

例えば、習い事、本、投資信託、貯蓄。

言わずもがなですが、浪費は悪で限りなく0を目指すもの。消費は悪ではないが減らしたいもの。投資は良いものになります。

貯金ができない人はこんな特徴があります。

  • 「消費」、「浪費」が多い
  • 「浪費」を「投資」と言い張る(例えば、旅行や人脈作りの飲み会)

この本では、支出を「消費」「浪費」「投資」に分けることで、無駄を洗い出し、無駄を減らしていくための具体的なステップを紹介しています。

実践していくことで、徐々に投資が増えていくはずです。(下図参照)

どんな人が読むべきか

この本ですが、このような人が読むといいと思います。

  • 貯金が全くできてない人
  • 貯金が少しはあるが、もっと効率的に増やしたい人

この本を読むことで、支出する際に、この支出は「消費」「浪費」「投資」のどれに該当するかを考えることになります。

考えることで、これは「浪費」だからやめようと気付けるのです。

気づければ、行動が変わりますので、貯金の成功確率はアップすると思います。まずはある程度の貯金が欲しい人にとっては良書だと思います。

この本から学んだこと

家計簿をつけている人は多いと思いますが、「消費」「浪費」「投資」に分けている人は少ないと思いました。

例えばですが、同じ食費でもスーパーで買う卵は「消費」だと思いますが、お菓子は「浪費」だと思います。(適度な範囲であれば消費という考えもあります。)

また、本も買ってそのまま放置していれば「浪費」ですが、読んで自分の世界が広がれば「投資」になると思います。

同じような支出でも、自分次第でその意味合いは変わってくるということに気づくことができました。

今回は以上です。

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